ブルキナファソでは、命の水とも言われる井戸水。固い岩盤の中の水を給水することは容易ではありません。温泉を掘るような重機で、エアーハンマーを用いて40〜60mほど掘削します。
村落にはほとんど電気が通っていないので、ポンプの設置は深井戸用手押しポンプになります。このポンプは、水中でシリンダーを用いるため、挿入したケーシング(鉄管)は約10年ほどで磨り減ってだめになってしまいます。
使えなくなった井戸は国内に数え切れないほど点在しており、修復には掘削費の1/10程度の費用で済むため、今後はこれらの井戸の修復が強く望まれています。